振動システムの設計
振動させるシステムとしては、Bass Shaker のドライブ信号を演出全体のオーディオトラックの専用1トラックに収め、その信号を増幅しドライブしました。
ドライブ部は、Bass
Shaker 6ユニットにつきパワーアンプ1ch 400W の割り当てで構成し、効率のよいスイッチングアンプを使用しています。
BassShakerまでの伝送方法としては、拡声放送設備のようにパワーアンプから100Vライン伝送をする方法と電圧を上げること無くローインピーダンスで伝送をする方法が考えられました。100Vライン伝送は、伝送損失が少ないことや配線も渡り配線で済むことなどメリットも大きいのですが、
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75W容量の変換トランスは体積も重量も大きく、設置には不向き
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設計当初から設備メンテナンス用の検査システム(後述)を導入する計画があった
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以上の理由から、ローインピーダンス伝送を採用し、配線はBassShaker1ユニットごとに1本ずつのケーブルをアンプラックまで配線しています。そこで設計図から配線長を測り、入手可能かつ施工が容易な配線サイズと伝送損失の検討を行ってケーブルを決めました。
さらに、システムは非常放送時の出力停止機能を備えています。音を出す設備ではないため非常カットの必要性は所轄消防署の判断によるのですが、非常時のことですので基本的に設計に入れるようにしています。
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| 振動システムのブロック図 |
主な機器構成
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品 名
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仕 様
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数 量
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| BassShaker |
ACT-50-4 |
96 |
| パワーアンプ |
400W×2ch スイッチングアンプ |
9 |
| ジャンクションユニット |
1in-6out×5
デジタル計測機能搭載 |
4 |
| ディバイディングアンプ |
1in-10out |
2 |
| セレクタ
2in-1out |
PC制御 |
1 |
| 回線検出装置 |
集計、判定用PC搭載 |
1 |
パワー
ディストリビュータ |
AC100V15A×2回路 |
5 |
| システムラック |
19インチラック45U |
3 |
自動検査
このシステム設計の段階でメンテナンスを考慮し検査システムを導入しました。
2ヶ月に1度の夜間メンテナンスをおこなうため、Bass Shakerの電気的な計測を自動化し、正常、短絡、断線の判定をする検査システムを設計、導入しました。この検査システムは、本件のために新たに開発したデジタル計測装置と専用に作成したPCの計測制御ソフト(Windowsアプリケーション)で構成され、約30秒で全96ユニットの自動検査をすることができます。

検査中の表示例
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画面表示
上図は、出荷前に機能動作テストを行っている時の表示例です。
●が正常検査終了、●未検査、●短絡、●断線となっており、異常回線は、回線番号が表示されるようになっています。
夜間メンテナンス
96ユニットとその回線をマニュアルで検査していると相当な時間がかかります。また、実際には発生していませんが、万一、開催中にユニットが不良を起こした場合でも、位置も特定できているため、対処も迅速に行うことができます。検査は、約30秒でできるため、必要であれば、上映時間の合間でも実行できる検査システムになっています。
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これによって定期メンテナンスは時間内、かつ少人数で終わらせることができました。
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