シアターのシステム設計
今回のシステム機材は、次のシステムブロック図のようにドライブ・ラック部とシート(客席)部より成ります。座席の下の台座にも振動ユニットが取り付けられています。

体感振動シアターのシステムブロック図 |

振動ユニットのドライブ・ラック部 |
ユニット1台にパワードライバ1台を割り当てるのは簡単な方法です。ですが、20台のユニットをドライヴするのに20台のパワードライバを用意していては、スマートなシステムとは言えません。
今回は、1台のパワードライバに複数台のユニットを接続してシステム構築しました。
最大の能力を発揮するシステムにするためにパワードライバの持つ出力インピーダンスとユニットの合成インピーダンスを整合させるように回路を構成しています。インピーダンス整合のために、パワードライバの出力特性測定をすることもあります。
また、ユニットの定格通りのパワーでドライヴさせますので電力効率も考慮した機材を選択してシステム構築します。
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機 材
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員 数
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仕 様
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Bass Shaker
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20ユニット(14+6) |
ACT-50-4 |
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パワードライバ
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3台 |
400W×2ch |
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入出力パネル
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1式 |
ラインI/O
パワー出力 |
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電源制御器
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2台 |
AC-100V15A×2回路 |
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ラック
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1台 |
18Uキャスター付 |
配線工事
配線工事はほとんどの場合、電気工事業者に依頼します、実際に施工していただく業者に負担をかけないようにすることとメンテンスを速やかに行えるように、複雑な配線は避けるようにしています。
使用する配線材料も音響設備の場合と扱いが異なる部分もあるので(扱っている周波数から商用電源と同等の扱いができる)入手できる配線材料を業者と相談して決める事もあります。
ラックマウント
ラックマウントのメリットは機材のまとまりを良くし、設置撤去作業を迅速に行い、機材収納の手間をかけないようにする(現地組立にすると機材収納棚の設置を装飾業者に依頼することになります)ことと、組上げた状態で搬入前に充分なテストを行えるので現地でのトラブルを少なくできることにあります。
3ヶ所の開催地の設置、撤去作業を行うため、ドライバ機器は一つのツアーケースにマウントし作業と運搬の効率化をはかりました。
パワードライバ
ハイパワーをドライヴするので、そのパワー以上の電力供給が必要になります。
沢山の来場者がいらっしゃる場所でのシステムですので、稼動中にブレーカーがトリップするようなことがあってはいけません。
このシステムではパワードライバ3台を使用していますので、1台のパワードライバに15Aを1回路づつ計3回路の設計にしました。
設置
設置する機材の寸法を装飾業者に提示して、設置、取り付け方法を理解してもらい、設置場所を確保してもらいます。
機材の設置には装飾の設計に多く絡みますので、充分な情報を速やかに提供することと設計担当者や施工担当者との打合せを充分にとることで「取付けられない」「機材がドアを通れない」と言うトラブルは防ぐことができると考えています。
シートの製作
配線のシートとの接続点は作業を容易にすることと、シート内のケーブルを簡潔に収めるために中継ターミナルを設けました。
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