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この連載は、音響業務関連として音響測定や音に関する内容をお届けしています。前回は、音圧レベル分布を測定する理由などについて少しご紹介しました。今回は、音圧レベル分布測定の作業、方法についてご紹介します。
音響測定にも、いろいろありまして、騒音や、防音(遮音)、スピーカなどの音響機器の特性測定や、工業機器の騒音レベル測定に音響探査測定、医療機器などでの超音波測定、そして、ホールや劇場などの放送サービスの特性測定まで、幅広く利用されている音響技術で測定が行われます。
ARIの音響測定業務は、最後の放送サービスや拡声などでの音響特性を測定する分野になります(これは、前回にお話しした通りです)。
dB デジベルとは
人間の聴覚は、物理的な刺激が2倍、4倍、8倍…というように倍増すると、はじめて等間隔で音の感覚が大きくなったように感じるという法則を導き出した先人がいます。
「感覚が物理量に比例する対数的性質を持っている」
(Wever-Fechnerの法則)
通常「音」の強さを表すための基準を定め、比例する対数をとって、人間の聴覚上の尺度として解り安いようにしたのがデシベル(dB)という単位です。
デシベルは、目的によっていろいろな単位があり、dBV、dBv、dBm など基準や対数の取り方、目的によって利用する単位は色々です。
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測定方法などと言うと難しく聞こえますが、要は、色々な観点で音量などを測るだけです。音を測定する基本は音量ですから、どのような条件や、観点でどれくらいの音量となっているかを測定します。切り口によって、人にとって測った量が、音の大きさだったり、音質だったり、雑音の大きさや、聞こえやすいかどうかだったりという意味になります。
音圧レベル分布は、音の大きさが室内(スキー場など室外もあります)の色々な位置で、音量を測り、分布状態として分析できるようにする測定方法です。
音圧レベル分布は、次のような手順で測定します。
1.測定する場所(測定ポイント)を決定します。
分布なので、室の中を隅々まで分析できるように通常は、複数の場所を適度な間隔で測定します。
測定する位置は、高さも人の耳の位置近くとなるようにします。
2.放送しているように音を出して音量を測定します。
スピーカから測定用の音を出して、騒音計という音量を測定するマイク付きの計測器を使って音圧(SPL)を測定、記録します。
3.全測定ポイントの計測記録を合わせて、音量の分布が出来上がります。
普通は、音圧レベルの最大、最小値を測定し音圧レベル分布の評価を行います。室の隅々まで一面の音圧分布状態が知りたいので、測定ポイントを1つひとつ地道にまわって測定します。
会場によっては、カーレースが行われるサーキットのように全周何キロという大きさのものもありますから、忍耐力がものを言いう作業ですね。竣工までに測定や調整をしなかればなりませんから急いでいます。
劇場やコンサートホールのような室内の測定の時は、すぐに走って行ける距離なのでまだ良いのですが...
サーキットは、人が走るところではなくて車が速度を競って走るための距離や幅がありますから... ありがたいことです。(^^;)
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