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前回は、伝送周波数特性の測定についての第1回だったはずなのですが、倍音の話になってしまいました(^^;。今回は、もう少しちゃんと周波数特性についてお話ししたいと思います。
伝送周波数特性とは、受音点での(ホールやスタジアムの客席など)周波数の違いによる音圧レベルの変化を示す特性です。周波数特性に「伝送」とついているのは、アンプやスピーカなどの電気系統から空気伝播まで含めて音が伝播、送出される伝送経路の周波数特性であることを指しています。
単純に周波数特性(f特)というと、アンプやミキサーなどの機器の周波数特性なのか、スピーカの周波数特性なのかということになるので、このように伝送経路トータルの特性であることを明示しています。
伝送経路のトータルな周波数特性ですから、ミキサーだけ、スピーカだけ、アンプだけの個別の機器の周波数特性とは異なる特性となります。さらに、ホールの客席など放送サービスエリアでの周波数特性ですから、建物、室の影響も含まれています。
ご参考までに... ご存知かもしれませんが、スピーカーの機器の特性を測定する場合には、通常、無響室でスピーカから基準とする距離と方向での音響特性を計測します。
無響室
無響室というのは、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、残響(エコーなど)が全くない状態で、完全防音の音響測定用の専用測定室です。
テレビなどで録音スタジオの風景をご覧になった方がいらっしゃるかもしれませんが、あのようなスタジオ状の部屋になっています(窓の大きさは大分違いますが)。スタジオも防音、遮音してあるのですが、スタジオの場合には、適度なエコー、残響がある状態にしてあります。
これに対して、無響室は、残響がない状態に壁が完全に吸音できるように作られています(窓が非常に小さかったり、無かったりするのは窓の反射音をなくすためです)。一般の方はあまり機会がないかもしれませんが、音の反射が全くない独特の感じがします(うまく表現できませんが...)。大抵の人は、あまり快適な場所とは感じないようです。
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伝送周波数特性の伝送経路についてお話ししました。次回は、測定方法などについて進めたいと思います。
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