ハンズフリー(Hands-free)測定

アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ vol.54
音響と技術 メールマガジン
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音響技術とソフトウェア、ハードウェア開発

音響と開発 : Sound & Development
株式会社エーアールアイ / ARI
ARI CO.,LTD.
アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ

ハンズフリー(Hands-free)測定

54

メールマガジン「アメニティ サウンド 音と快適の空間へ」は、現在、休刊中です。 バックナンバーのコラムの内、サウンドコラムと技術開発コラムは、 サウンド、技術開発コラム に再編集、一部加筆修正して掲載していますので併せてご利用ください。

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■ アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ【Vol.54】2004年6月17日
□    ハンズフリー(Hands-free)測定
□    http://www.ari-web.com/
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□はじめての方へ、
このメールマガジンのご登録をいただきましてありがとうございます。
「アメニティ&サウンド 音と快適の空間へ」は、隔週(第1、第3木曜日)
にお届けしています。内容を充実できるようにがんばりますので、末永く
お付き合いいただけますようお願い申し上げます。

 ■□■□■ CONTENTS Vol.54 □□□□□□□□□□□□□□□■□

  1.技術と開発の閑話(19)
    ソフトウェアの標準と部品化 -1-
  2.サウンド(51)
    テクノロジ・セミナーのこと -2-
  3.3GPP音声通信(47)
    GSM音響規格 − ハンズフリー(Hands-free)測定
  4.電子タグのプライバシー保護(URLクリッピング)

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 ■1.技術と開発の閑話(19)
   ソフトウェアの標準と部品化 -1-
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技術や開発に関連した話題を閑話と題してお届けしています。あま
 り専門的ではなく技術者以外の方にも接点のある内容にできればと
 考えています。
 
 ……と舌も乾かない内からなんですが、今回はソフトウェア開発に
 関連した標準指向や部品化についての話題です(専門的な細かい話
 ではないですが)。

 近年は、ソフトウェアのモデル化にUML記法が利用されることが一
 般化してきているようです。いくつかの理由がありますがデザイン
 パターンと同様、モデル化、設計の共通の表現としてコミュニケー
 ションやドキュメンテーションを作成するために利用しやすい状況
 にあるということだろうと思います。

  ▼@IT「5分で絶対に分かるUML」
   (わかる人にしかわかりませんが、平易に簡潔に説明して
   あります。)
  http://www.atmarkit.co.jp/fjava/devs/01fivemin/fivemin00.html

  ▼IT用語辞典 e-Words : デザインパターン【design pattern】
  http://e-words.jp/w/E38387E382B6E382A4E383B3E38391E382BFE383BCE383B3.html

 このような手段や技法、とりわけ標準化が必要となる共通の手法に
 関しては、ある程度の支持者ができると、宗教的とも言える働きか
 けを廻りにする人が現れたり、関連した製品などを事業とする企業
 も勢いづくので、その発言や宣伝では「絶対的」であるかのような
 表現を用いられることもしばしば見受けられます。

 UMLは、長期間かけながらユーザーが増えたことでようやく共通の
 言葉としての表現力を持ち始めた所と言えると思いますが、やはり
 「実装ソースコードではなくUMLのモデルが資産だ」というような
 過激な表現を見かけることもあります(上のリンク先の@ITの記事も
 最後のページには「UMLを用いない設計はオブジェクト指向にあら
 ず」と書かれていますね)。

 ソフトウェアの資産というものは簡単そうに見えて非常に難しく、
 多くの人が取り組まれていながら決定的な方法というものは、まだ
 確率されていない(運用はされてある程度の成果はあるにせよ)難し
 い問題だと考えています。

 資産化と言われる場合、開発という視点では、ソースコードの共有
 や部品化を指すことが多いかと思います。部品化も共有化も日常的
 に行われていますが、言語の標準すら変化していますから、良く言
 われるハードウェアの部品のようにそのまま利用することができな
 いことが往々にしてあります(以前のコードは、上位互換の新しい
 コンパイラですら無変更ではコンパイルできないこともあります)。

  ▼IT用語辞典 e-Words : コンパイラ【compiler】
  http://e-words.jp/w/E382B3E383B3E38391E382A4E383A9.html

 10年前にWindows用のGUIを自分のプログラムで使いやすいように
 部品化していた人がWEBサーバーでPHPやJavaの仕事をしていたり、
 する場合には全く部品が役に立っていません。 

 開発言語やシステムに関してもかたくなに保守的に不変にしなけれ
 ば、部品の規格が変化してしまうので、部品が部品にならなくなり
 ます。

 ところが、ハードウェアもOSも変化しますから不変を保ちながら
 長期にわたって保守、運用しつづけることは中々困難です。システ
 ム導入時と同じシステムと開発関連一式を新規に揃えることも困難
 ですから状況に応じて変更しながら運用して行くことになります。

 そのような中には、COBOLやFortranで書かれたコードを一新する
 というような劇的な変更が必要となる局面も発生します。

 システム変更のプロジェクトを開始するとして旧式システムや以前
 主流であった開発言語で開発経験のある技術者など、有用な人員が
 確保できなくなるため人的にも難しい状況が生まれます(有用なコ
 ードを移植しようにも以前の言語を十分に理解できなければコード
 自身は使えません)。

 コードの部品化の努力がなされていても、このような変化には無力
 に近いため、先に挙げたようなUMLモデル化などのもう1段階抽象
 化が高いレベルでの資産化などの発言になるのだと思いますが……

 この話題は次回につづけます。それでは、次回もよろしくお付き合
 いください。(^^)

  ▼ARIはアプリケーションソフトやデジタル機器の開発などを
   お手伝いしています。
  http://www.ari-web.com/develop/index.htm

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 ■2.サウンド(51) 
    テクノロジ・セミナーのこと -2 -
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 このコラムは音や音響機器などについての話題をお届けしています。

 前回に続き、「DSP & FPGA デザイン・ワークショップ」の講演で
 の感想などを続けます。

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  ■講演当日〜前の講演を聞いてみる
 ………………………………………………………………………□■□
 講演は、午前1回と午後2回の3つの時間帯に分かれて行われ、
 私の講演は、午後の2回目で16:00〜16:45の1時間45分からでし
 た。
 
 講師は他の講演を無料で受講出来るので(余裕があれば興味のある
 講演を受講できてラッキーですが)、DSPのプログラミングの入
 門書を執筆されている、三上直樹氏の講演が私の講演の前の時間帯
 にありましたので参考に受講させて頂きました。

 三上氏の講演は、Cで記述したソースとコンパイラの生成したアセ
 ンブラソースを対比させての説明に主点が置かれ、アセンブラを説
 明するために、DSPアーキテクチャーについての説明が先に行わ
 れました。

  ▼IT用語辞典 e-Words : アセンブラ【assembler】
  http://e-words.jp/w/E382A2E382BBE383B3E38396E383A9.html

 主題としている内容に必要な予備知識から解説し、主題につなげる
 という構成になっており、必要な予備知識のレベル設定も適切なの
 で大変解り易い内容で、さすがに教育者としてものプロだなと感心
 させられました。

 次の講演を控えている私は、スタッフ打ち合わせがあるため途中で
 退室したため、前半の入門編までしか受講できませんでしたが、既
 に習得しているはずの講演内容であっても学ぶべきものがありまし
 た。
 
 講演のテーマによる所もありますが、受講していただく方の期待と
 知識という点で内容を決定することは平易なことではありませんで
 した。結果的に、前回述べましたように、ある程度の幅を持ちなが
 ら、あまり一般論とはならないようにと考え、音声コーデックや携
 帯電話の着メロなど複数の話題を述べることにしたのですが、1つ
 の主題をまとめるという形にならず、並列させることになったこと
 を講演前から密かに反省するような次第となりました。

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  ■講演本番〜
 ………………………………………………………………………□■□

 講演は定刻どおり14:00から開始しました。 自己紹介に続いて、
 「音声コーデック」「音響コーデック」「着メロ」の3つのテーマ
 について講演させていただきました。

 共通項目として、DSPによる信号処理プログラム開発一般につい
 て、プロセッサ、開発言語、開発環境の時代の変換点についての述
 べ、つづいて3題についてお話させていただくことにしました。

 事前に会社でリハーサルを行ったのですが、導入部で時間超過傾向
 にあったため、導入部を簡潔になるように心掛けました。

  ………………………………………………………………………
 
 それでは、次回もよろしくお付き合いください。(^^)

  ▼前回までの内容はバックナンバーをご覧ください。
  http://www.ari-web.com/mm/

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 ■3.3GPP音声通信(47)
  GSM音響規格 − ハンズフリー(Hands-free)測定
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 (社)電気通信事業者協会(TCA)は、2004年5月末現在の携帯電話の
 事業者別契約数を発表しました。JEITAの統計情報は、TCAの発表を
 参考データにコメントなどが作成されています。

 第三世代携帯電話では、ドコモのFOMAが434,900人、auのCDMA2000 1
 xが364,800人、ボーダフォンのVGS(Vodafone Global Standard)
 が21,200人の純増と前月に続きNTTドコモがauを上回りました。

  ▼(社)電気通信事業者協会(TCA)
  http://www.tca.or.jp/index.html

  ▼携帯電話/IP接続サービス(携帯)/PHS/無線呼出し契約数
  http://www.tca.or.jp/japan/database/daisu/index.html

  ▼(社)電子情報技術産業協会(JEITA)
   「統計データ」に掲載されています。
  http://www.jeita.or.jp

 □……………………………………………………………………………
  ■ハンズフリー(Hands-free)測定
 ………………………………………………………………………□■□
 前回はヘッドセット(Headset)でした。今回はハンズフリー
 (Hands-free)測定についてです。

  ▼前回までの内容はバックナンバーをご覧ください。
  http://www.ari-web.com/mm/

 ヘッドセットを使って通話をする場合、受話器(ハンドセット)を
 持たずに通話できるのでハンズフリー通話と呼ばれます。一般的に
 ハンズフリー通話はヘッドセットを用いられることが多いですが、
 ハンズフリー通話とは、ヘッドセットを用いることと同義ではなく
 正確には受話器(ハンドセット)を待たずに通話できる通話方法は
 全てハンズフリー通話となります。

 たとえば、TV電話機能を持っている携帯端末を耳元から離れた状態
 で通話できる機能をハンズフリー機能といいますが、片手で持って
 いますから手はフリーではありませんが、耳元にハンドセットを持
 って通話しない形態がハンズフリーと定義されています。

 この様なハンズフリー機能で通話する携帯をヘッドセットとは区別
 しハンズフリー端末と定義しています。片手で持って通話している
 ことからハンドヘルドハンズフリーとも呼びます。

 GSMではヘッドセット同様、ハンズフリー端末における音響特性の
 規格も規定してます。(GSMから流れが強い感のある第三世代規格
 でも同様にハンズフリーの規格が設けられています)。

  ▼GSMの音響規格と測定項目は以前にご紹介しました。
  http://www.ari-web.com/mm/bn/20030717.htm

 規格はSLR/RLRや感度周波数特性などの規定や音響測定に関する16
 項目があり、ハンドセット、ヘッドセットとは別にハンズフリーの
 規格として規定されています。ハンズフリーは話者とマイク、スピ
 ーカの距離など通話環境がハンドセットとは大きく離れているので
 規格値はハンドセット/ヘッドセットとは異なった値が規定されて
 います。(規格値についてはまたの機会にご紹介します)。

 音響性能は送話器(マイク)、受話器(スピーカー)、伝送経路を
 含む特性でで定義されていますので、ハンドセットと同一の通話環
 境下(伝送経路)において同等の性能にする為には、マイクとスピ
 ーカーの二つの特性が音量や伝送周波数特性を決める重要な要素と
 なります。特にマイクロホンはハンドセットに比べ口元からマイク
 が離れるので適正な感度調整が必要です。

 測定方法についてはGSM規格では基本的にLRGP(テストヘッド)を
 使用した測定を規定しておりますが、ハンズフリー端末による通話
 は相手の音声を両耳で聞くので、擬似耳のあるダミーヘッドを使用
 して測定する方がより実際の使用状態に近い評価が行えます。

 次回もGSM測定における計算式や測定についての補足事項について
 お届けします。

  ▼ARIは3GPP,GSM,PDC音響測定に対応した「3G携帯通信開発用
  音響測定システム MTA-01WB-S」を開発・販売しています。
  http://www.ari-web.com/mobile/3g/mta01-wbs/info-3gpp.htm

  ▼GSM端末音響システム 製品概要(MTA-01WB-S)
  http://www.ari-web.com/mobile/3g/mta01-wbs/info-gsm.htm

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 ■4.(URLクリッピング)
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 WEB参照可能な掲載記事などから毎日伝えられるニュースや記事か
 ら気になる情報や翌日には埋もれてしまいそうな記事をピックアッ
 プしてご紹介しています(このメールマガジンの発行周期が隔週と
 いうこともあって新しい記事ばかりではありません)。

 ■米国の電話事情
 米国の電話事情は、規制自由化などで電力とともによく引き合いに
 だされていました。最初は自由化による低価格化と寡占状態の緩和
 によるメリットが盛んに主張されましたが、価格競争による疲弊や
 設備投資の縮小など電力とともに問題も露見してきたため、近年で
 は、電力や電話などの基盤となるインフラ事業は必ずしも規制緩和
 による企業の自由競争の原理だけでは問題であるという声も強くな
 っているように思います。

  ▼米国の携帯電話業界、顧客満足度は低レベル
   hotwired japan ニュース 2004年6月4日
  http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/business/story/20040608107.html

 HotWiredによると、ミシガン大学が行った顧客満足度の調査結果
 では携帯電話サービスの顧客満足度が下から2番目だったとのこと
 です。さらに、商業改善協会(BBB)の苦情の数でも、携帯電話企業
 の件数が一昨年はワースト1、昨年は下から2番目という消費者の
 不満が高い業種とされています。

 契約のオプションの複雑さや、契約条件に関するトラブルが理由の
 ようです。日本でも導入しようとしている電話番号ポータビリティ
 によって解約手数料が発生したり、サービス規約変更によって請求
 料金が変更されることが問題となっているようです。

 記事の中の例に「契約書を確認しなかった自分の責任だとオペレー
 ターに指摘されただけだった」などとありますからサポートの問題
 もあるのかもしれません。日本ではやりの「自己責任」ですが……

 ■電子タグのプライバシー保護
 電子タグを利用した情報化は、他の手段では全く不可能な応用技術
 の可能性がありますが、一方で、特定の個人のプライバシーに抵触
 する恐れがある(ここにマーケティング的な価値が顕著となるため)
 ことでも関心が高まっている技術といえます。

 商品の在庫管理やトレースに電子タグの利用や実験的利用が始まっ
 ていますが、総務省と経産省から電子タグの利用に関して、プライ
 バシーの保護ガイドラインが発表されました。

  ▼総務省と経産省、
   「電子タグに関するプライバシー保護ガイドライン」
   Cnet Japan ニュース 2004/06/08
  http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000050480,20069111,00.htm

 消費者のプライバシーを保護するために、情報の開示や利用の表示、
 通知などが記載されています。ただし、プライバシー保護の観点か
 ら危惧を抱いている方が見ると、利用者にゆるいガイドラインにな
 っているかもしれません。

 例えば、個人情報を利用する場合に本人に通知または「公表」とな
 っていますが、例によって、小さい文字でどこか見つからないよう
 な所に記載して公表しているとか、だれも知らないような場所に掲
 示してあるというケースに繋がるかもしれません。

 個人情報を記録する場合については、正確に保ち、消費者の求めに
 応じて間違いを正すことが求められていますが、記録の一部を消去
 したり利用できなくする求めには規定はありません(消費者が全てを
 消去して利用できなくするか、全てを許容するかになりそうです)。

 例えば、購入来歴などの記録がされている場合、来歴のみの消去に
 応じるかどうかはガイドラインでは述べられていません。求められ
 ていることは正しく保つのみです。

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 ■編集後記
 前回と前々回にURLクリッピングで話題にした大容量の無料メー
 ルですが、Yahoo!は有料サービスは2Gに引き上げられたようです。

 Gmailはまだβの状態ですが、近い内に何らかの形で開始されるで
 しょう。

 大容量化自体はユーザーにメリットが多いと思うのですが、大容量
 で受信可能メールが増加することによっていわゆるスパムメールも
 大容量化、増加するかもしれないという懸念も持ちます。

 5月は記録的にスパムメールが多かったようです。

 それでは、次回、2004年7月1日Vol.54もよろしくお願いします。
                        ARI A&S 編集部

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