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各社11月から、Microsoft®Windows® XP Tablet PC Editionに対応したタブレットPCが登場しました。SOTECのタブレットPC AT380Bは、超低電圧版 モバイル インテル® Pentium® III 800MHz-Mを搭載し、バッテリ駆動時間 約3.95時間、重量 約1.5kg、外形(幅×高さ×奥行き) 256× 25.4〜30.0× 216.5mm と、タブレット・モードなどでのモバイル性と軽量ノートPCとのバランスを取ったモデルを投入しました。

タブレット
タブレットモードでは、タッチバッドやキーボードの代わりに、スタイラスペンによる直接入力・画面操作が行えます(液晶画面を１８０度回転折り曲げしていますので、キーボードとタッチパッドは丁度液晶の裏側になっています)。

手書き入力した文字は、そのままファイル保存したり、メールで送信する事が可能です。

2.4GHz帯ワイヤレスLAN内蔵で、タブレット状態で持ち歩きながらでも、ネットワーク接続が可能になりました。

タブレットPCは過去にも存在していたのですが、今回のWinodws XP Tablet PC Editionの特徴は、従来のように、OSが通常のバージョンのサブセットではなく、タブレット用のスーパーセットになっていることが各社一斉に製品発表になっている１つの要因です。

以前のタブレットPCではOSが専用になり、アプリケーションまで含めて全て別になってしまいましたので、一般用とでは利用するには躊躇される物でしたが、今回のタブレットPCは、タブレット機能を持つ普通のノートPC、OS、となっていますので、アプリケーションも操作方法も共通になり、普通のノートPCとしても利用できるものとなっています。

CPUやハードディスク、液晶、バッテリーなど、昨今の軽量小型ノートの技術、無線LANの技術、小型HDD、軽量、長時間のバッテリーなど技術が進んだため、今回は、ノートPCをタブレット対応した新しい形態としてタブレットPCが生まれ変わりました。

さらに、OS自体が、手書き入力の対応と、操作モードの切り替え、縦横ディスプレイ変更(ノートPCとして利用する場合は、横長のディスプレイ、タブレットでは縦長に９０度回転した状態で)を標準で対応したことにより、各社共通の基本仕様で、タブレットモードが実現されています。

タブレットモード用には、画面周りに専用ボタンもつき、スタイラスペンと、ボタンによる操作で、通常のアプリケーションを利用しながら、タブレットとして、ノートPCとしてと多様な利用が可能な魅力的な新カテゴリに生まれ変わりました。

ノートPCとしての基本性能
モバイル用ノートPCとして利用する場合の基本性能を見てみると、CPUは、バッテリー重視のモバイルPentium III 800MHzと、B5サイズの標準モデルクラス、キーボードも、19mmピッチ、周辺インターフェースは、PCカード、USB×2、オーディオ、IEEE1394、SmartCard、アナログCRTポート、赤外線ポート、LAN、モデムと標準的なところは網羅されています。

SmartCardやIEEE1394、USBで、デジタルカメラなどとのデータの受け渡しも可能なように、ビジネスシーンでプレゼンテーション用にCRT出力もあるという、基本を押えた機能、性能です。HDDも30GB、メモリ256MBですから、現在の最新B5ノートPCの標準的なスペックといえます。

小型、軽量、バッテリーライフ
このモデルは、タブレットとそのスタイルに目を奪われますが(SOTECの製品ラインナップでは価格も目立ちますが)、実は、SOTECのノートPCの中で、最も軽量、小型（B5サイズ)で、バッテリ駆動時間が長いモデルになっています。
(WL2120が最も小型のモバイルPCのように見えますが、小型モデルではありませんので1.98Kg、269× 248mm のA4サイズモデルです)。

こうなってくると、通常モバイルB5ノートと比較して何が違うかということになりますが、タブレット機能のプラスによって、タブレット利用可能な点が良い点であることは言うまでもありませんが、良いことづくめではありません。

まず、全く同スペッククラスのノートPCと比較すると、重量がやや重めです(最近のB5クラスは1Kg以下の競争になっていますので)。でも、1.5Kgですから、モバイル系の中でも軽量であることは間違いないでしょう。A4スリム型ならば、2.0Kg以下、B5なら1Kg前後が重量のトレンドです。2.0Kgが持ち歩くのに適しているかどうかという分かれ目でしょう。3Kg以上のノートPCは、車などで移動するのでなければ、常に持ち歩くには、やや難があるかと思います。

1.5Kgですから、持ち歩いて利用するには十分です。ただし、タブレットモードの状態で、片手で長時間支えるほどには、1.5Kgは軽くはないと思いますので、ご利用方法を良く検討されて、モバイルノートPCとして利用した場合を中心に、タブレット利用することを考えてみてください。

バッテリーも４時間のロングライフですが、最長クラスの６、７時間という所には及びません。ただし、バッテリーライフ約４時間はノートPCの中では、非常に長い部類に入ります　(Panasonic Let's Noteなどの超軽量、超ロングライフバッテリーの製品がなければ、ノートPCとしては十分ロングライフです)。逆に、全てで勝っているようだと、普通のノートPCの存在価値はないですから...

モバイルB5ノートPC

このように見てゆくと、タブレット機能を抜きにしても、十分B5ノートPCとしての魅力を備えている製品であることが判ります。スタイラスペンや回転表示まで使えるモバイルB5ノート AFiNA Tablet AT380Bの詳細を確認してみてください。スタイリッシュな外観デザインとともに、きっと、有力なモバイルPCの候補になるはずです。

SOTECの商品ページには、詳細仕様や多数アングルからの拡大写真などが掲載されています。

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