会議システムのエコーキャンセラーは、 送信されスピーカーから出力される音声がマイクから先方に戻る音響エコーを相互の機器で抑制します。
会議システムでは、同時に話すダブルトークが発生しやすく、 J-FHF方式のアーティフィット・ボイスによるエコーキャンセラーのダブルトーク性能は、 会議が滞ることなく通話状態が安定して維持されるために貢献します。
01.音声認識システムの エコーキャンセラーの働き : 適用用途・応用分野
会議システムでは、先方の会議システムから送信された音声信号はスピーカーから大きな音量で再生され、 マイクにも比較的大きな音量の音声が入力されます。
これに加えて、部屋で発生する反射音が文字通りエコーとなって、先方に送信されます。
02.音声認識システムにおける 音響エコーの発生 : 適用用途・応用分野
会議システムのスピーカーとマイク間で発生した音響エコーは、 受話側のエコーキャンセラーによってエコーが抑制されます。 適応型エコーキャンセラーは、適応フィルタによって送信されてきた音声をリファレンスとして、 マイク入力信号から、そのエコーとなる成分を抑制する働きをします。 部屋で鳴っているエアコンなどの雑音や、受話側で発せられる音声もマイクに入力されます。 エコーキャンセラーの役割は、雑音も含めた受話側の音から送信音声のエコーのみを抑制することです。 会議システムにおいて環境雑音などは好ましくないと考えられることが多いですが、 本来のエコーキャンセラーの役割はここまでです。 しかしながら、会議システム向けのエコーキャンセラーでは、 AGC(オートゲインコントロール)による音声の平均化や、 雑音を低下させる仕組みを統合的に信号処理部に組み入れ、 会議システムの音声通話がより好ましいい音質となるように機能ブロックが構成されています。
03.音声認識システムのエコー抑制 : 適用用途・応用分野
04.音声認識システム向け 製品の特長 : 適用用途・応用分野
Inter BEE 2014 参考出品の報告 - 幕張メッセ 2014年11月19日(水)〜21日(金)
放送用音声比較装置 ABE-2100Cを国際放送機器展に参考出展しました。 ご来場ありがとうございました。
《 音声認識システム | エコーキャンセラーの適用用途、応用分野 》
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